知る人ぞ知る、名品中の名品！イリングワース２ 。
スピニングリールの原点と言われるものです。
スプールには【THE "ILLINGWORTH No2" CASTING REEL No 1167 PAT U.S FEB 18.1908 E.T.C PATS 9388.1905.18723 1910 "OIL ME PLEASE"】と刻印があります。
"OIL ME PLEASE"がなんとも愛おしさを感じさせます(笑)

イリングワース2は、後継のイリングワース3よりも数十倍いや数百倍(?)レアで、お目にかかれることは本当に稀です。
コレクションとして大切にしてまいりましたが、金欠のためどなたか欲しい方にお譲りしたいと思います。


欠陥の多かったイリングワース1からの改良が見事になされています。1910年にパテントを取得し生まれたイリングワース2。その改良版として間もなく登場したのがイリングワース3です。ワインディングプレートの代わりにクランクアームタイプのハンドルを採用しボディサイズを小さくすると同時に、強度の面でも飛躍的な改善をしています。
マニュアルベールアームはローターに強固に取り付けられ、後年のハーフベールやフルベールに進化していきます。部品数は少なく、各部品は頑丈に、しかも耐久性のある合金で作られているため故障も少なくなっています。
これほど優秀なイリングワース2ですが、製造期間はごく短期間となります。それは次の作品が間もなく登場するからです。1913年パテントのイリングワース3です。
圧倒的な性能のイリングワース3が誕生したことでイリングワース2は役目を終えました。短期間しか存在しなかったイリングワース2は超希少なものとなっており、昨今ではとても手に入れにくいアイテム。製造された数が極めて少ないことが原因です。



年代を考慮すれば全体的にも状態は大変良いと思います。ただし、リールフットとマニュアルピックアップベールの変形がやや見られます。状態は写真でご確認ください。

機関も大変良好です。付属品は写真にある純正革ケースです。

ヤフオクでは勿論のこと、海外のオークションでも滅多に滅多に出ない代物です。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にご質問下さい。よろしくお願いします。